キュートはサマー三国志の一部を混ぜ合わせた世界の主人公のようです



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:49:28.24 ID:3CV113Kh0
この番組は、

・ o川*゚ー゚)o
 (。人。人。)
  (。人。)

・他人のネタ。

ご覧のスポンサーの提供でお送りします。

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:51:09.09 ID:JbrJU/Nh0
期待

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:53:18.50 ID:91LorC6gO
支援してやる

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:54:39.00 ID:nJF2weKbO
これはww

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:55:38.83 ID:fMde1VKqO
またおまえか








またおまえか

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 18:57:36.14 ID:3CV113Kh0
 ―― モルヒネ・シティー ――

暴力と精液が全てを支配するこの街の治安は最悪であった。
一歩外に出れば一発殴られ一発犯され警察に通報してもう一発犯される。
男同士の結合なら男性器が数本増殖するケースもあった。原因はまったくの不明。

このような劣悪な環境は人々の心を蝕んでいった。
状況を改善しようと市長は頭を悩ませ、市民はただふてくされて性器を刺激していた。

何もしない、何も出来ない、誰も介入することのないこの街中はどんどんと荒廃していく。
あいむNOTあBIGまらぁー! と、放課後になるとラジオから流れる謎の歌が短小の精神を責め、
ぱーぺき! ぱーぺき! 貴方は性のプロフェッショナル! と、続く女性の艶やかな声が童貞たちの右手の速度を上げる。

精神は落ち込んでいるのだが、肉体は正反対に力を漲らせてしまう。
だが、ヘヴン状態、無敵状態は無限に続かない。彼らは皆、六十秒以内に果ててしまうのだ。
肉体も精神も落ち込んでしまった彼らは、全てを悟った表情になり、ますますやる気をなくしていく。

誰もが全てに絶望して息子をパンドラボックス(皮)に収納する。
陰茎の叫びとは男性だけに聞こえるモノ、と気づかずにいつか理解してもらえる、と己の顔面指数を棚に上げて夢だけを見る。

願うだけで、誰も行動しない。
一つずつ、小さなことから、欠片を拾い集めるようにでも行動していれば、ここまで街は酷くはならなかっただろう。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:07:26.92 ID:rCLg6193O
まさか全作品を網羅するのか!?

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:08:56.59 ID:3CV113Kh0
そんな時、街中に轟くスペルマエンジンの音と、マントのはためく音に人々は視線を誘われた。
彼を見た瞬間、反射的にどすぽい! と大声を上げて目の前のオムライスに向かって精液を発射した王様もいた。
誰もが本能で理解したのだ。 彼こそがこの街を救う――自分達を助けてくれる救世主だと!

年老いた像のように弛みきった睾丸の皮と、
原子力発電所の配管のマーキングにも使われるマジックインキのような強靭な陰茎を併せ持つ――、


――最強の戦士がこの街に舞い降りた!


――――――――――――――――――――――
オナニー中に部屋に勝手に入る権利は誰にもない!
__ ___________________
   V
  (U)/_____
<( ) "\_    ./
 .||     \ /
 .||      V


その名は、ペニス=カリガクサイナー!
人は彼を、ペニスマンと呼んだ!

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:14:55.19 ID:hlaz+lvKO
一行目から吹いた

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:15:49.12 ID:3CV113Kh0
〜CM〜

  (^Д^#)っ
  (つ  / 
(;'A`)  )
/  ⊃し
とノ


  (^Д^#)っ
  (つ  / 
(# U)  )
/  ⊃し
とノ


  (# U #)っ
  (つ  / 
(# U)  )
/  ⊃し
とノ


みんな大好き、おちんぽミルクティー。好評発売中!
レモンティーとソフトクリームも大人気だよ!

〜CM ここまで〜

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:25:05.34 ID:3CV113Kh0
完全にモノクロームと化してしまった、壊れてしまった街並みを、私は歩いている。
コンクリートの灰色が、分厚い雲に閉ざされた灰色の空が、絶望が溶けた空気が、街を覆い尽くしていた。

ほとんどが破壊しつくされた、街。
いや、もはやこれは街と呼べないだろう。廃墟の群れ、と呼ぶ方が相応しかった。

黒鉛を噴き上げる景色を見ながら、私は息を吐いた。
鼻をつく腐った臭いと人肉が焦げた臭いが周囲から湧き上がってきていた。
出来るだけしたくないのだけれど、私はそれに耐え切れず、五感の内の一感覚――嗅覚をシャットアウトする。

首を回す。人はいない。耳を澄ます。音はしない。
どうやら、この近くには私一人しかいないようだ。

そうだ、全部、奴らが悪いんだ。
もう『止者(シシャ)』となってしまったクー姉さんの言葉が、脳裏をよぎった。
反射的に両耳に手を当てて、イヤリングの感触を確かめた。イカリングにも似た、大きなモノだ。

o川*゚−゚)o「……」

どこからか声が聞こえてくる。甲高い、鼓膜を引き裂くような幼児の嘆き。
空の彼方から、或いは地の底から、もしかしたら、空間そのものから。

どろどろに溶けた、真っ黒な人の肉が、素足の下で潰れる。
粘着質の液体が踵にこびりつく。私は瓦礫に足の裏をこすりつける。

声は大きくなっていく。まるで世界中に響くかのように。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:40:23.75 ID:3CV113Kh0
『父親の性器が射精した。母親の性器が俺らを放りだした。ただそれだけだ。
 ただそれだけのことで、俺らは奴らの所有物だ。目を覚ませ、奴らのどこに尊厳がある?
 愛情の証明やらにかこつけて、欲望を発散しただけに過ぎない。その結果がこれだ。
 無能な奴ら、親の名を冠しただけの顔面性器。そして奴らは、いつか俺を殺すんだ』

o川*゚−゚)o「私は、そんなこと、思わない……」

弱弱しい、まったく否定にもなっていない喘ぐような声が、口から勝手に飛び出した。

黒煙の上る、破片が散らばった灰色の海の上に足をつけた。音が聞こえない。
少し慌てたけれど、自分がいつの間にか聴覚も遮断していたことに気がついた。

どんどんと、『人間』から遠ざかって行っているような気がする。
無感覚で溢れかえった、無機質な空気の中、無慈悲な状況が展開されて、無何有に世界は終息していった。
機械の体を借りてまで、自分の人格を電子化してまで、『不老不死』なんて手に入れるものではなかった。

『思ってるんだよ。せいせいしたろう』

o川*゚−゚)o「――ッ!!」

聴覚を遮断しているにも関わらず、聞こえた、声。直接頭の中に響いた、声。
私は体の奥底から湧き上がってきた不快感を叫んで吐き出して、近くの手ごろな瓦礫を思い切り殴りつけた。

(;´・ω・`)「ひゃー!?」

やがて、私はこの街に似つかわしくない、真っ白なコウノトリを発見した。
とてもイケていないショボくれた顔をした、コウノトリが瓦礫の上で脅えた表情をしてこちらを見ていた。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:46:58.50 ID:3CV113Kh0
私は瞬時に思考を切り替える。
頭に浮かぶ様々な疑問があるが、怖がらせてあの鳥を逃しちゃいけない。
聴覚と嗅覚の神経を起動させて、こちらを見て震えている鳥に声を投げかけた。

o川*゚ー゚)o「コウノトリさん、こんなところで何をしているの?」

(;´・ω・`)「……」

o川*゚ー゚)o「まだ動物が生きていたなんて驚いたわ。大丈夫?」

返事はなかったけれど、コウノトリはくちばしを下げた。
言葉はどうやら通じるらしい、と安心する。

コウノトリの体は、この地獄と形容するに相応しい世界の中で浮き上がり、酷く美しく見えた。

(;´・ω・`)「あ、あなた、だれ?」

o川*゚ー゚)o「私? 私はキュート。素直キュートよ」

(´・ω・`)「そう。ぼくはショボン。コウノトリのショボンさっ!」

o川*゚ー゚)o「そのコウノトリさんはここで何をしているの?
      あんまりウロウロしていたら、機人かイヤホンの子どもたちに捕まっちゃうよ?」

(´・ω・`)「きじん? いやほん?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:54:34.74 ID:3CV113Kh0
首を傾げる真っ白な羽毛を持つショボン。
灰色と赤色と黒色だけで構成された、どこまでも続く荒涼とした大地を私は一瞥する。
ごちゃごちゃと積み重なった瓦礫の上に私は腰を下ろして、口を開いた。

o川*゚ー゚)o「世界をこんな風にしちゃった人たちだよ。
      裕福層は機人になって、貧困層は新人類――イヤホンの子どもたちになった」

(´・ω・`)「……」

o川*゚ー゚)o「昔も、治安が悪くて自然破壊が進んていて、荒んだ街だったけれど、ここまで酷くなかっわ。
      全員が自衛の手段を持っていたから、殺人は多かったけれどね。
      けれどいつからか、街全体が倦怠感に包まれたの。誰も何もする気が起きないから、治安はもっと悪くなっちゃた」

(´・ω・`)「誰も何もしなかった?」

o川*゚ー゚)o「そう、誰も何もしなかったのよ。三大欲求を除いてね。
      で、そんなところに一人の救世主が現れた」

(*´・ω・`)「きゅうせいしゅ!」

ショボンは両翼を広げてばさばさと跳ねる、幼い子供のようで可愛らしい。
はじめて見たけれど、鳥って人語も理解できる素晴らしい生物なのか。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:55:33.24 ID:F2UXNOxh0
なにこのスレwwwww

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 19:58:37.96 ID:3CV113Kh0
そして、私は言葉を続ける。
心臓を握りつぶされるような痛みが私を襲う。

o川*゚ー゚)o「カリガクサイナー、っていうんだけれど、知らない?」

ほとんど失ったはずの感情の渦が私を巻き込む。
流されないように、けれどショボンの声だけは聞けるように、聴覚以外を全て遮断する。

ペニス=カリガクサイナー。
そして、ツン=クンニリングス。
忌々しい名前が、頭の中をぐるぐると回る。

ペニスマンがこの街に来なければ――、
クンニリングスがまんこに乾電池がはまった所をペニスマンに助けられなければ――、
クー姉さん、ヒート姉さん、シュー姉さん、そして、お兄ちゃんは死ぬことは、止者になることはなかったのに。

ショボンがいつの間にかこちらを向いていた。
不安そうな表情で(といっても、私は鳥の表情を知らないが)こちらを見つめている。

ああ、聴覚は遮断していないはずなのにいったいどうい『……トちゃん! キュートちゃん!』

o川;゚ー゚)o「!」

(´・ω・`)「キュートちゃん、大丈夫?」

o川;゚ー゚)o「え、ええ。大丈夫」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:07:48.31 ID:JbrJU/Nh0
なんかすごいな

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:09:20.81 ID:3CV113Kh0
(´・ω・`)「ぼくは、カリガクサイナーって人を知らないよ」

o川*゚ー゚)o「そう……。ねえ、ショボンはどうしてこんなところにいるの?」

(´・ω・`)「ぼくはここにあかちゃんを届けにきたんだよ。コウノトリだからね」

o川*゚−゚)o「赤ちゃん、ですって?」

口元の笑みが消えるのが、自分でも分かった。
私にはもう血液は流れていないけれど、体が驚くほど冷たくなっていく。

(*´・ω・`)「そうだよ! ぼくはぶきようだけれど、くちばしをつかって、いっしょうけんめいつつんだんだ!」

ほら! とショボンは木の枝のような足へと視線を向けた。
そこには、かわいらしいあかちゃんが、毛布で包まれて安らかに寝ている。

(*´・ω・`)「大丈夫だよキュートちゃん! ぼくがコウノトリである限り、世界はまた平和になるよ!
      ぼくはずっと神様のいうことをきいて、あかちゃんをはこび続けるよ!」

o川 ゚−゚)o「――……」

違う。

o川 ゚−゚)o「違うよ、ショボン」

幸せそうな赤ちゃんの表情が憎らしい。
理性は今にも本能(私にまだ残っているのか)にかち割り! されそうで私は感情を抑えていた。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:14:42.77 ID:3CV113Kh0
思ったよりスレが伸びねえよお。

ちょっと休憩。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:16:18.30 ID:91LorC6gO
まぁ…頑張れよ…………

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:45:32.52 ID:3CV113Kh0
o川 ゚−゚)o「違う、違うよ。今の時代は、もう駄目なの。
      まっさらな人間は、イヤホンの子どもたち――新人類になるか、機人になるか、二択なのよ。
      どっちに転んでも、いいことなんてないわ。はやく赤ちゃんを連れて、平和な神様の元へと戻ったほうがいいわよ」

真っ直ぐにコウノトリを見つめる。
いたずらに犠牲者を増やし続けるだけよ、と告げる。

(´・ω・`)「かみさまはこの世界を見捨てたんだ。きみと同じことを言って、見捨てた。
     でも、ぼくは、目の前で命が死んでいくのを、ただ見ていられない。ぼくは、できるだけやりたいんだ」

o川*゚ー゚)o「余計なことをしないで。無駄なのよ。まっさらな人間の無駄遣いだわ。
      この世界は終わっている、もう、これ以上展開しないのよ。ただ終息していくだけ。

      だから、貴方のやっていることは『人殺し』と同じなのよ。
      帰って頂戴。もう、どうしようもないのよ」

(´・ω・`)「……」

o川 ゚−゚)o「あのふざけた、ペニスマンが私たちにあの技術を持ちこまなければ、街の現状を変えてくれていれば――、
      なんて、言ってもキリがないわね。もう、取り返しがつかないんだもの。
      世界を導いたのは私たち、それによって滅ぶのも私たち。他人任せに、何もしなかった私たちだもの。

      もうすぐ、世界が終わるわ。私はそれを、じっと見てる。家族が止まったときのように、何もせず、見てるわ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:46:56.10 ID:rK8lRNrY0
三国志見ながら元ネタ探すの楽しいなwww

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:49:33.52 ID:k0lorzieO
キュート最近引っ張りだこだな

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 20:57:58.34 ID:3CV113Kh0
言葉が終わっても、ショボンは私から視線を外さない。
私の感情を真っ向に受けながら、表情を変えない。

(´・ω・`)「ぼくらコウノトリは、ぜんぶで十一匹いるんだ。
      みんなみんな、げんばをみないで、神様のいうことはぜったいに正しいと信じ込んでいる。

      ぼくらの羽には、人間を治す力がある。今の世の中がどうなのか知らないけれど、できるだけやってみせるよ。
      僕の運んだこどもたちが、死んでいくだけなんて、いやだ。
      きじんだろうが、いやほんだろうが、もともとは同じあかちゃんなんだ、それは、間違いないよ」

o川 ゚−゚)o「でも、もう戻らないわ」

(´・ω・`)「やってみないと、わからない」

ショボンはそう言って初めて私から視線を外した。
視線の先には、小さな黒点が蠢いていて、それが次第に近づいてきていた。

o川;゚ー゚)o「新人類――ッ!」

手が地面に触れるほどに腕をたらし、前傾姿勢で歩いている。
どこにも繋がっていないイヤホンのコードが膝の辺りで左右に揺れている。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:02:41.97 ID:/lTbDHHu0
全部の元ネタわかんねぇよwwwww

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:04:49.56 ID:3CV113Kh0
一人の子どもの真っ黒な顔が見えた。
視覚を遮断したくなるが、するとこれから何が起こるかわからない。

吐き気を覚える。(とはいっても出てくるのはオイルなどだけれど)
顔面は、爆風か放射能かで無残に溶けていて、ところどころの皮膚が剥がれ、ピンク色の肉がむき出しになっている。
鼻と片方の耳は、ちぎれてなくなっていた。

口を閉じることができないらしく、黒いよだれが口の端から垂れ落ちている。
目は落ち窪み、空洞のように見えた。頭髪はほとんど残っておらず、男か女かの判別もつかない。
腐臭を撒き散らしながら彼らは一歩ずつ一歩ずつ、体を引き摺って前進してくる。

(´・ω・`)「あれが、いやほん?」

o川;゚ー゚)o「そうよ。彼らは無敵なの。
       裕層とそうでない貧困層の間に生まれたとてつもない亀裂が生んでしまった、人類。
       逃げるしかないわ。行くわよ、ショボン」

(´・ω・`)「キュートちゃん、さっきぼくはいったよね」

o川;゚ー゚)o「無理よ」

(´・ω・`)「やってみないとわからないさ。だから、あかちゃんを、お願い。
      きっとこれから繁栄するから、きぼうをすてないで、生きていこうよ」

瓦礫の上に置かれた毛布。
もちろんその中にはあかちゃんがいて。
ショボンはイヤホンの子どもたちへと向かって飛んでいってしまった。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:10:42.20 ID:3CV113Kh0
o川;゚ー゚)o「ショボン!」

私の叫びは、届かない。
伸ばした腕も届かない。

真っ白な翼を使って、ショボンは一度空へとあがった。
そして、急降下。

コウノトリの羽が全部で何枚あるのか私はわからない。
けれど、あの数を正常に戻すなんて不可能だと、わかる。
まだ正常に戻るかどうかさえ分からない。


真っ黒な塊の中に、真っ白な点が突っ込んだ。




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:11:39.59 ID:3CV113Kh0
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    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                  .i|       |i
                  |:::::: ::    `,


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:18:02.66 ID:3CV113Kh0
<サマー三国志体験プログラムを終了します、サマー三国志体験プログラムを終了します

o川*゚ー゚)o「……」

夢から覚めたような感覚が身を包む。
それと同時に、私は自分が何をしていたかを思い出す。

('A`)「……お疲れー」

(´・ω・`)「楽しかったね」

緑色果実主催の、子供達に仮想空間で色んな体験を行わせてくれる夏休みの企画。
私はそれに参加して、たった今それが終了したところだった。

( ^Д^)「はい、これは参加賞」

そう言って地の文を話してくれていたお兄さんが渡してくれたのは、複乳キュートのストラップだった。

  o川*゚ー゚)o 「これからもキューちゃんをよろしくね!」
 (。人。人。)
  (。人。)

〜happy end〜

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:24:47.41 ID:M3BpG5y8O
新連載から10週打ち切りの流れを見事に再現した力作

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 21:29:58.37 ID:qEUGgSWA0
新しいオチの形…これが爆弾解体オチか

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2009/09/17(木) 22:04:39.86 ID:WOOrx6ey0
これはひどい・・・


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